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記事一覧
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百物語に恨みが出る
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日本には、怪異物語の伝統がある。
その中でも際立って異彩を放っているのが、
上田秋成の『雨月物語』。
短編の怪異話を集めた小説集で、
その中の「浅茅が宿」と「蛇性の婬」の二篇を使って
溝口健二監督により映画化され、
おどろおどろしい作品だったが、
ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞している。
このような文学の基礎になったのが、
江戸時代の百物語という怪談会だろう。
新月の暗い夜に催され、
百の怪談話を終えると本物の怪が現れるとされる。
百物語の作法はいろいろあるが、
基本としては、
話をする部屋は真っ暗にして、
百の灯心を入れたあんどんを隣りの部屋に置き、
一つの話が終わる毎に、灯心を消して行き、
最後の話が終わると、当然ながら
真っ暗闇となり、そこに物の怪が現れるというもの。
同じく江戸時代に活躍した井原西鶴も
「百物語に恨みが出る」
という小説を著している。
この小説をかいつまんで紹介すると、
百物語を行なっていたのは遊女たちで、
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